進化劇 - カンザキイオリ.mp3
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[00:00.000] 作词 : カンザキイオリ[00:00.717] 作曲 : カンザキイオリ[00:01.435] 「夢はいつか叶う」[00:03.078] 「諦めたら駄目だ」[00:04.722] そんな綺麗事ばかりが好きな彼女だった[00:08.131] その日いつものように安いバイトを終えて[00:11.550] 重いドアを開けても彼女の「おかえり」は無かった[00:16.805] 死んでいた[00:18.481] 冷たかった[00:20.187] 綺麗だった[00:21.853] 可愛かった[00:23.556] 傍らには白紙の遺書が置いてあった[00:26.960] 物書きになろうと思ったのはつい最近の話だ[00:35.489] 彼女の死を僕だけが知らなかったからだ[00:53.193] その後 葬式はいつのまにか終わり[00:56.284] 僕は元のバイトで稼ぎながら書いた[00:59.811] 小説の主人公は 君と同じ名前だ[01:03.339] プロのアーティストを目指し上京した女の子[01:06.657] ありきたりな話を自慢気に書いていた[01:10.147] 先輩には馬鹿にされ バイト先を辞めた[01:13.579] 貯めた貯金を糧に死んだように書いた[01:16.913] 君のそばに行けるような気がしたのはまぐれだ[01:20.521] あらすじはこうしよう[01:22.155] 「夢はいつか叶う 諦めたら終わりだ 負け犬にはならない」[01:27.188] 「私の今までが報われるその日まで」[01:30.712] 「私の今までを勝者だって笑うために」[01:40.854] 「私の今までを勝者だって歌うために」[01:47.883] もっといろんなものを書いたみたくなった[01:51.247] なんとなく応募した[01:53.008] 世の中はどよめいた[01:54.726] 空白で埋もれていた今までの人生が[01:58.185] 雨の香りのように辺りに散らばっていく[02:01.684] 金が湧いて人が湧いてその中で笑った[02:04.895] 僕はやっと今こそ 全て報われたのだ[02:18.486] お金の使い方が荒くなったある日[02:21.222] 好きでもない後輩との飲み会で言われた[02:25.129] 「過去になって良っかた」[02:27.319] 「今 幸せそうですね」[02:30.293] 金があって 人があって 女だって捨てるほどいて[02:34.252] ああ こんなものが幸せだったのか[02:39.392] 彼女の遺書が家のどこにも無くて[02:42.596] そうだ つい最近何食わぬ顔で捨てた[02:46.162] もはや生きる意味と成り果てた小説の[02:49.601] きっかけなんて小さなものだった[02:52.960] 変わり果てた家の家具 君の匂いは弾けた[02:56.519] 涙した 崩れ落ちた 醜く 苦しく[02:59.836] それでも僕だけが生きるのだ[03:03.255] 金が湧いて 人が湧いて そんな僕の歴史だ[03:06.661] ああそうだ[03:07.525] 僕すらも知らない君が死んだ意味を[03:10.957] 僕すらも知らない君が生きた意味を[03:14.358] 僕すらも知らない君が死んだ理由を[03:17.713] 僕はずっと白紙の過去に刻みたいのだ[03:27.160] 僕すらも知らない君が生きた日々を[03:30.550] 僕だけが知ってる君が死んだ日々を[03:34.128] 「夢はいつか叶う」[03:35.654] 「諦めたら駄目だ」[03:37.491] そんな綺麗事ばかりが好きな彼女だった[03:40.949] その日いつものように安いバイトを終えて[03:44.405] 重いドアを開けても「おかえり」は無かった[03:47.896] そこにいつものような彼女の笑顔はなく[03:51.311] 傍らには白紙の遺書が置いてあった[03:54.606] 彼女の死を僕だけが認めたくなかった[03:58.013] 物書きになろうと思ったのはそんな理由だ
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